top of page

 

公園西側芝生広場のロックガーデンのようなところに生えている3本のコナラは、団地開発を偶然免れた「奇跡のコナラ」である

  • 公園西側に芝生広場がありますが、その北側に小さなロックガーデンのようになっている小山があります。そこには、3本のコナラが生えています。(写真中、黄色の丸枠で示したところ)

    この三本のコナラは、公園造成工事で植栽したものではなく、造成工事にかからずに昔の里山が一部そのまま残ったものです。(名谷造成中の航空写真を見るとよくわかります)

    ニュータウン建設のため大造成が行われた中で偶然、開発を免れ、昔のままの樹林の姿を残すこの樹木群は「奇跡のコナラ」と言えるでしょう。

    しかし、このコナラも「ナラ枯れ」に罹患しています。いずれは枯れてしまう運命です。

    私たちは、この「奇跡のコナラ」の次世代を残すため、2021年11月、そのドングリを拾い集めて播種し、苗木を育てることにしました。

    2022年の春、発芽したコナラの苗は、今ラボで育ちつつあります。また、一部の苗はボランティアさん(「コナラの苗木の里親さん」)の手によって育てられています。

    この樹木群は、公園のリノベーション工事のなかでも残されると思います。今、育てられている苗木は、ナラ枯れに侵された今の樹木が枯死しても、その同じ場所に植栽することにより、再び昔の里山の樹林を形成していくことでしょう。

bottom of page