地下鉄名谷
駅を降りたら1分で里山
このサイトは県大PARK LABO.のゼミ生が
落合中央公園の魅力を探り、勝手に紹介するサイトです
神戸市須磨区の地下鉄「名谷駅」のすぐ前にある「落合中央公園」は約10haの広さを持つ大きな公園です。
この公園は、長い歴史をもつ「落合池」を中心に多様な自然を持つ里山のほか、みんなが楽しめる広場などがあります。
また、自然だけでなく、摂津と播磨の国境(くにざかい)が通っていた場所であったり、古代の植物化石がみつかったりするなど歴史資源も豊富なところです。
このような豊かな自然と歴史が地下鉄の駅前にありながら、その魅力はほとんど人には知られていません。
おりしも、神戸市の「リノベーション・神戸 名谷活性化プラン」のなかで、この公園もリノベーションが実施されることになりました。
「県大PARK LABO.」に集った仲間は、その魅力に気づき、それを多くの人々と共有し、公園の魅力をさらに高め、公園リノベーション計画にも活かすべく、このサイトを立ち上げました。
ぜひ、多くの人々にこの公園の魅力を知ってもらい、みんなでいっしょにこの公園をさらに魅力的にし、みんなで楽しみたいと考えています。
落合中央公園に潜む魅力をみんなとともに
国土地理院(1964)
国土地理院(1964)
国土地理院(1975)
国土地理院(2009)
意外な歴史、残された自然
-落合中央公園が持つ魅力の源泉-
名谷ニュータウンのほぼ中央に計画された「落合中央公園」。
ニュータウンにはよくある公園か、と思われがちですが、意外な歴史を持っています。
公園の中央部の里山は、公園計画で整備した樹林ではなく、昔からの里山がニュータウンの造成にかからず、残ったものです。(左下航空写真(1975年)の中央に落合池があること、それに隣接して樹林が開発されずに残っていることがわかる)
また、公園の中心にある落合池は、1698年の古地図にすでに記載されています。(左上 古地図の左下部のハート型の池の記載が落合池)
さらに、落合池の堤体部を通って南北に延びる赤い線は、摂津國と播磨國の境を示しています。
つまり、名谷ニュータウンの中央部を南北に摂津國(つまり「畿内」)と播磨國(つまり「畿外」)境が通っていたのです。
このようなことを調べていくと、名谷ニュータウンが単に山を切り開いて造っただけ、のニュータウンではなく、いろいろなふるさと資源を秘めているまちだとわかってきます。
そして、その中心が落合中央公園なのです。